HM-602レビュー [DAP]
概要
価格 : ¥45,000(税込)
ファームウェアなどの仕様 : Version 0.02 2nd Batch
表示可能言語 : 日本語 / English / 中文1、中文2
内蔵メモリー : 16GB On Bord Flash Memory
外部メモリー : SDHC Card (使用可能な容量 32GB以下、 Class4を推奨) ↓ 最下段をご覧下さい
* SD(HC) CARDの相性(本機で認識できない)については保証対象外となります
再生可能ファイル形式 :
APE Fast, Normal, High Mode
AAC 16K-320Kbps
FLAC lossless VBR 44.1kHz & 24bit 96kHz
WMA 8-355kbps
OGG Quality 0 - Quality 10
WAV. PCM, MS-ADPCM, IMA-ADPCM
MP3(VBR) 8-320kbps
DAC 素子 : PHILIPS TDA1543 (内蔵メモリー再生/USB外部入力共通) Non-oversampling DAC
*DAC素子は音質向上のためあえて製造完了のモデルを確保し、搭載いたしております
外部入力 : USB入力 (16bit 44.1kHz/PC上の音楽ファイルの再生が可能)
外部接続 : USB接続 (PC上から内蔵メモリー、SD Card へのデータの書き込み、書換えが可能)
ヘッドホンアンプ部 : Op-Amp TEXAS INSTRUMENTS Burr-Brown OPA-2107
ヘッドホン出力 : 3.5mmミニステレオジャック (30mW/32Ω,26mW/150Ωmax, low/high 2段切替)
ライン出力部 : 3.5mmミニステレオジャック、固定出力レベル
本体寸法 : 62mm x 103mm x 26.5mm
本体重量 : 約200g
内蔵バッテリー : 未発表
内蔵バッテリー駆動時間 : 最長10時間(液晶バックライト点灯、気温などの使用条件で短くなることがあります)
外部電源兼充電器仕様 : in AC100V-240V out 5V/2.0A Switching Power Supply (PSE-JET)
付属品 : ACアダプター(PSE適合品), USBケーブル, 日本語取扱説明書, 布製ポーチ, 保管箱
生産国 : 中華人民共和国 ( China P.R. )
※サードウェイブ ホームページより http://www.twctokyo.co.jp/hifiman/HiFiMAN2.html
特徴
他のDAPとの一番の違いは、高音質にこだわっている点である。
アンプ部にはA級アンプを使用し、DAC部にはNOS DACを搭載している。
NOS DACとは、ノンオーバーサンプリングのDACの事で、
kazも詳しくは知らないが、通常のDACはオーバーサンプリングと言う事を
やっているみたいで、どうしても元の音源を小細工してしまう。
その事により、音質が低減する(変化する)みたい。
その音質の低減を無くす為に、NOS DACを使用している。
この辺りからも音質にこだわっている事がうかがえる。
※内部画像
外観
でかい。特に厚みがある。
重さはあまり重くない。iPhone 4より少し軽い程度。
デザインはあまりカッコイイとは言えない。
画面も少し小さめ。
※ iPhone 4 との大きさ比較
左がHM-602 右がiPhone 4
※ iPhone 4 との厚さ比較
左がHM-602 右がiPhone 4
使い勝手
操作性が悪い。ボタンの押し方が他のDAPと違うのでよく間違える。
あと、曲をフォルダーに分けて入れると、そのフォルダーの曲しか再生しない。
他のやり方があるかもしれないが、説明書には記載なし。
再生時間は短め。だいたい6~7時間で電池がなくなる。
再生中、本体がかなり熱くなる。同じA級作動のPortaphile V2^2 よりも熱くなる。
音質
かなり良い。
さすが、音質にこだわって作っているだけの事はある。
音自体はウォーム系。柔らかく、かなり聴きやすい。長時間聴いても疲れない。
そしてfレンジがかなり広い。上から下までしっかり鳴っている。
高音の伸びは良く、綺麗に最後まで伸びている。繊細さも十分ある。
中音は絶品。かなり綺麗。
低音は質、量共に良い。重心も低く、膨らむことも無い。スピード感も十分。
また、どの領域も濁りが無く、とてもクリアで綺麗に聴こえる。
ボーカルは見事である。とても艶やかで、とても滑らか。
男性、女性ボーカルにかかわらず、聴いていてとても気持ちがよい。
解像度が高いにもかかわらず、嫌味な音がまったく出ない。
どうしても解像度が高くなると、ボーカルの息づかいや「っ」音が気になってしまうが、
この機種は全く気にならない。他の機種と同様に息づかいや「っ」音が聴こえるが、
とてもうまく処理されていて、嫌味のない音となっている。
音自体がアナログ的と言えるかもしれないが、とても滑らかに鳴る。
「液体のような滑らかさ」とでも言えば伝わりやすいだろうか?
全体の音が混ざり合いながら、一つの音となっている感覚。
空間表現も良い。とれも聴きやすい空間。
広すぎず、狭すぎず、適度な広さと奥行きがある。
少し大きめのホールで聞いている感覚に近い気がする。
K702で聴いていると、包み込まれる様な感覚になる。
好み度
10段階中 9.5
音に関しては言う事ない。ただ、操作性をどうにかして欲しい。
結構使いにくい。その為、0.5点減点した。
参考
ラインアウトについて。
出力的にはT51 と同じくらい。高出力。性能も良い。
しかし、ヘッドホン出力で聴いた方がいい気がする。
たしかに、PHPAにつないだ時の音も良いが、この機種の特徴が無くなる。
せっかくの滑らかさだとか、艶やかさが低減する。
やはり、アンプを含めた開発しているだけの事はある。
ゲインについて。
2段階のゲインはあるが、音量の差は少ない。ボリュームで1~1.5くらいの差である。
しかし、音自体は変化がある。
Hi の方が、音自体がくっきり、はっきりとした音になる。
また、ボーカルが少し前に出てくる。
ホワイトノイズについて。
5pro で計測したところ、少しある程度。あまり気にならない。
他の機種だと、ほとんど無い。
以前MH-801を聴いた事があるが、音自体近いと思う。音楽的でウォーム系。
聴いていて楽しい音作りだと思う。
今の所、相性の悪い機種はない。どの機種も性能をしっかり出している感がある。
しかし、K702 は出力的にちょっと厳しい。MAX付近でないと、十分な音が取れない。
他のDAPより金額は高いが、価格以上の性能がある。
またSDカードも入るので、曲を多く入れる人にもオススメできる。
あとは信頼性と操作性を良くしてもらえば、言う事はない。
(届いたその日に、フリーズして操作が出来なくなった。あと、SDカードがロック出来なかった)
価格 : ¥45,000(税込)
ファームウェアなどの仕様 : Version 0.02 2nd Batch
表示可能言語 : 日本語 / English / 中文1、中文2
内蔵メモリー : 16GB On Bord Flash Memory
外部メモリー : SDHC Card (使用可能な容量 32GB以下、 Class4を推奨) ↓ 最下段をご覧下さい
* SD(HC) CARDの相性(本機で認識できない)については保証対象外となります
再生可能ファイル形式 :
APE Fast, Normal, High Mode
AAC 16K-320Kbps
FLAC lossless VBR 44.1kHz & 24bit 96kHz
WMA 8-355kbps
OGG Quality 0 - Quality 10
WAV. PCM, MS-ADPCM, IMA-ADPCM
MP3(VBR) 8-320kbps
DAC 素子 : PHILIPS TDA1543 (内蔵メモリー再生/USB外部入力共通) Non-oversampling DAC
*DAC素子は音質向上のためあえて製造完了のモデルを確保し、搭載いたしております
外部入力 : USB入力 (16bit 44.1kHz/PC上の音楽ファイルの再生が可能)
外部接続 : USB接続 (PC上から内蔵メモリー、SD Card へのデータの書き込み、書換えが可能)
ヘッドホンアンプ部 : Op-Amp TEXAS INSTRUMENTS Burr-Brown OPA-2107
ヘッドホン出力 : 3.5mmミニステレオジャック (30mW/32Ω,26mW/150Ωmax, low/high 2段切替)
ライン出力部 : 3.5mmミニステレオジャック、固定出力レベル
本体寸法 : 62mm x 103mm x 26.5mm
本体重量 : 約200g
内蔵バッテリー : 未発表
内蔵バッテリー駆動時間 : 最長10時間(液晶バックライト点灯、気温などの使用条件で短くなることがあります)
外部電源兼充電器仕様 : in AC100V-240V out 5V/2.0A Switching Power Supply (PSE-JET)
付属品 : ACアダプター(PSE適合品), USBケーブル, 日本語取扱説明書, 布製ポーチ, 保管箱
生産国 : 中華人民共和国 ( China P.R. )
※サードウェイブ ホームページより http://www.twctokyo.co.jp/hifiman/HiFiMAN2.html
特徴
他のDAPとの一番の違いは、高音質にこだわっている点である。
アンプ部にはA級アンプを使用し、DAC部にはNOS DACを搭載している。
NOS DACとは、ノンオーバーサンプリングのDACの事で、
kazも詳しくは知らないが、通常のDACはオーバーサンプリングと言う事を
やっているみたいで、どうしても元の音源を小細工してしまう。
その事により、音質が低減する(変化する)みたい。
その音質の低減を無くす為に、NOS DACを使用している。
この辺りからも音質にこだわっている事がうかがえる。
※内部画像
外観
でかい。特に厚みがある。
重さはあまり重くない。iPhone 4より少し軽い程度。
デザインはあまりカッコイイとは言えない。
画面も少し小さめ。
※ iPhone 4 との大きさ比較
左がHM-602 右がiPhone 4
※ iPhone 4 との厚さ比較
左がHM-602 右がiPhone 4
使い勝手
操作性が悪い。ボタンの押し方が他のDAPと違うのでよく間違える。
あと、曲をフォルダーに分けて入れると、そのフォルダーの曲しか再生しない。
他のやり方があるかもしれないが、説明書には記載なし。
再生時間は短め。だいたい6~7時間で電池がなくなる。
再生中、本体がかなり熱くなる。同じA級作動のPortaphile V2^2 よりも熱くなる。
音質
かなり良い。
さすが、音質にこだわって作っているだけの事はある。
音自体はウォーム系。柔らかく、かなり聴きやすい。長時間聴いても疲れない。
そしてfレンジがかなり広い。上から下までしっかり鳴っている。
高音の伸びは良く、綺麗に最後まで伸びている。繊細さも十分ある。
中音は絶品。かなり綺麗。
低音は質、量共に良い。重心も低く、膨らむことも無い。スピード感も十分。
また、どの領域も濁りが無く、とてもクリアで綺麗に聴こえる。
ボーカルは見事である。とても艶やかで、とても滑らか。
男性、女性ボーカルにかかわらず、聴いていてとても気持ちがよい。
解像度が高いにもかかわらず、嫌味な音がまったく出ない。
どうしても解像度が高くなると、ボーカルの息づかいや「っ」音が気になってしまうが、
この機種は全く気にならない。他の機種と同様に息づかいや「っ」音が聴こえるが、
とてもうまく処理されていて、嫌味のない音となっている。
音自体がアナログ的と言えるかもしれないが、とても滑らかに鳴る。
「液体のような滑らかさ」とでも言えば伝わりやすいだろうか?
全体の音が混ざり合いながら、一つの音となっている感覚。
空間表現も良い。とれも聴きやすい空間。
広すぎず、狭すぎず、適度な広さと奥行きがある。
少し大きめのホールで聞いている感覚に近い気がする。
K702で聴いていると、包み込まれる様な感覚になる。
好み度
10段階中 9.5
音に関しては言う事ない。ただ、操作性をどうにかして欲しい。
結構使いにくい。その為、0.5点減点した。
参考
ラインアウトについて。
出力的にはT51 と同じくらい。高出力。性能も良い。
しかし、ヘッドホン出力で聴いた方がいい気がする。
たしかに、PHPAにつないだ時の音も良いが、この機種の特徴が無くなる。
せっかくの滑らかさだとか、艶やかさが低減する。
やはり、アンプを含めた開発しているだけの事はある。
ゲインについて。
2段階のゲインはあるが、音量の差は少ない。ボリュームで1~1.5くらいの差である。
しかし、音自体は変化がある。
Hi の方が、音自体がくっきり、はっきりとした音になる。
また、ボーカルが少し前に出てくる。
ホワイトノイズについて。
5pro で計測したところ、少しある程度。あまり気にならない。
他の機種だと、ほとんど無い。
以前MH-801を聴いた事があるが、音自体近いと思う。音楽的でウォーム系。
聴いていて楽しい音作りだと思う。
今の所、相性の悪い機種はない。どの機種も性能をしっかり出している感がある。
しかし、K702 は出力的にちょっと厳しい。MAX付近でないと、十分な音が取れない。
他のDAPより金額は高いが、価格以上の性能がある。
またSDカードも入るので、曲を多く入れる人にもオススメできる。
あとは信頼性と操作性を良くしてもらえば、言う事はない。
(届いたその日に、フリーズして操作が出来なくなった。あと、SDカードがロック出来なかった)
2010-10-25 16:19
nice!(4)
コメント(9)
トラックバック(0)
ぜひともこのような究極のDAPをSONYからウォークマンとしてだしてほしいです(笑)
ま、ムリですかねw
by SKYLINE (2010-10-25 22:17)
SKYLINE 様。
nice!&コメント ありがとうございます。
そうですね。SONYから出たら、きっと操作性も信頼性も良いんでしょうしね。
まぁ、限りなくゼロに近いかと・・・ 残念w
次期X1000シリーズに期待しましょうか
by kaz (2010-10-26 00:39)
dna 様。
nice! ありがとうございます。
by kaz (2010-11-03 20:17)
moonrabbit 様。
nice! ありがとうございます。
by kaz (2010-11-04 02:28)
動画娘 様。
nice! ありがとうございます。
by kaz (2010-11-09 11:22)
T51との比較お願いします><
by a (2010-11-14 15:13)
a 様。
コメント ありがとうございます。
音の傾向がかなり違いがあります。
602 柔らかく、やさしい音
T51 硬く、かっちりした音
ラインアウトでも同じ傾向の違いが出ます。
ラインアウトの出力自体は同じくらいです。
DACは同じくらいの性能です。どちらもかなりのレベルです。
DAP単体での性能でしたら、2歩くらい602の方が上です。
アンプ部の性能差がかなりあります。仕方のない事ですが。
CPを考えるとT51はかなり高いです。(不具合も多いですが)
602はDAPとしっかりとしたPHPAが付いていると同じなので、
45000円でも安いと思いますよ。
こんな感じで宜しかったでしょうか?
by kaz (2010-11-16 00:06)
ありがとうございます
情報が少ないのでとても参考になります
by a (2010-11-16 23:48)
a 様。
いえいえ、また何かございましたらお気軽に聞いてください。
by kaz (2010-11-17 00:51)